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16.論理展開の4つの落とし穴

論理展開の4つの落とし穴

論理展開を使い、正しい環境分析を行うためには以下の4つの落とし穴に気をつけなければいけません。

①間違った情報
事象のつながりは正確でも、その事象の情報自体が間違っていては意味がありません。
「事実情報」のみを収集し活用するようにしましょう。

②社内、業界の思い込み
一般常識やルール自体が思い込みによって間違っているケースは多々あります。
様々な環境要因が絶えず変化しています。
現時点での情報が正しいものかを常に検証するようにしましょう。

③論理の飛躍
事象と前提と結論が飛躍しすぎている場合は注意が必要です。
事象が事実であったとしても、分析は十分か、前提として相応しいか、リスクはないのかなど、誰が考えても自然な論理になっていなければ間違った結論を出してしまいます。

④情報の偏り
制限や条件がない状態で広く全体を代表する事象でなければ間違った結論を出してしまいます。
特定の環境ではなく平均的な環境で広く情報収集をし、偏りがないかを確認することが必要です。

★出典・・・「経営戦略の基本」