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49.ピクサーに学ぶ「魅力的なストーリー」をつくる22のルール

ピクサーに学ぶ「魅力的なストーリー」をつくる22のルール

魅力的なストーリーの映画をつくり、数々のヒット作品を生み出し続ける「ピクサー・アニメーション・スタジオ」で活躍された絵コンテ作家のエマ・コーツ。

ここでは、エマ・コーツが大事にしている「魅力的な物語」をつくる上で重要な22のルールを紹介します。

【Pixar’s 22 Rules of Storytelling】

①キャラクターが成功することではなく、諦めずに挑戦し続けることを賞賛する

②自分が書きたいものではなく、読者が求めているものを書く

③テーマの本質を知るために、一度最後まで書いてからリライトす

④定番のストーリーラインを押さえる
(ヒーローズ・ジャーニー)

⑤簡潔にまとめる

⑥キャラクターの得意なこと、好きなことを決め、真逆の試練を与えて挑戦させる

⑦エンディングを決めておく

⑧物語が完璧でなくても終わりまで書き上げ次へ進む、そして次はもっと良いものを書く

⑨展開に行き詰まったら、「起こりそうにないこと」を箇条書きにすると、次の展開のヒントが見える

⑩自分の好きな物語から離れ、別の可能性に目を向ける

⑪アイディアを紙に書き出し周りと共有する

⑫1番目に思いついたことは忘れ、2番目、3番目、4番目、5番目も……そうして明らかになった考えで自分自身を驚かせる

⑬キャラクターに明確な考えや意見を持たせる

⑭なぜ、あなたがこの物語を伝えなければならないのか?あなたの中の燃えるような信念が物語を育て上げる

⑮自分が感じた「正直な気持ち」の表現が、非現実的な物語に真実味を与える

⑯重要な場面での賭けは何なのか、もし賭けに失敗したらどうなるのか、キャラクターを応援する理由、不利な状況を用意する

⑰あらゆる仕事は無駄にはならず、うまくいかないときは放っておいて次に進むことで、後から役に立つ

⑱自分自身を理解する
(ベストな力が出せるときと、悩んで何もできないときの違いを知る)
・物語の完成度を高めるのではなく、物語を生み出さなければならない

⑲キャラクターをトラブルに巻き込む偶然はありだが、トラブルから抜け出す偶然はなし

⑳練習する
(嫌いな映画の構成要素をアレンジして好きな映画にしてみる)

㉑自分自身がキャラクターなら、この状況でどうするかを考え

㉒ストーリーを一言で表わせるようにする

★「Pixar’s 22 Rules of Storytelling」より意訳