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86.会話(ダイアログ)の3種類

会話(ダイアログ)の3種類

ストーリーを魅力的にする会話(ダイアログ)の種類は主に3つあります。

・人と人の会話(キャラクター&キャラクター)
1人2役でシーンを再現し人物が会話する様子を演じる。
ポイントは、自分の「頭の中に情景が浮かんだか」どうか。

・思考の中の会話(インナー・ダイアログ)
口には出さない「心の声」を表現することにより、聞き手は心情を理解し物語に入っていく。

・聞き手との会話(オーディエンス・ダイアログ)
聞き手との会話は、有名な「ことわざ」や何度もコールバックしている「キャッチフレーズ」などの言葉の続きを頭の中でイメージさせたり実際に声に出してもらう。

★《オーディエンス・ダイアログの例》

「猿も木から……」

ここで止め間を置き、聞き手の頭の中で答えさせる。
ゆっくり聞き手を見渡しながらうなずき、

「そうです。『落ちる』です」

と最後まで言い切る。

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「ではみなさん、私の後に続いて復唱してください」

実際に声に出してもらうことで、その言葉の存在感が強くなったり聞き手との一体感が醸成される。

などがあります。